【ボジョレー・ヌーヴォー2019 ②】果たして、今年のNo.1は!?

2019年のボジョレー・ヌーヴォー解禁日からはや1ヶ月が経とうとしています。しかし今年は、前回ご紹介した1本のみ。結局毎年スルーしがちなボジョレー・ヌーボーを、今年こそ楽しんでいこう! というわけで、今回は新たに3本を飲み比べします。

ボジョレー・ヌーヴォーとは?


この記事を読む方は、ご存知の方も多いと思いますが、【ボジョレー・ヌーヴォー】とは、全てフランスのボジョレー地方で製造されており、その中でも【ガメイ】というブドウの品種から作られるワインの新酒(ヌーヴォー(ボー))の事をさしています。ボジョレー・ヌーヴォーは、海外ではほとんど話題になりませんが、日本国内では、毎年解禁日付近に大きな盛り上がりを見せています。その味わいは、毎年天候などによって大きく異なりますが、一般的にはガメイの特徴である「果実味」と「酸味」、「色合いは明るめ」、「味は軽め」などと言われています。

そのため、濃い味好きのワイン愛好家は、あまり好まない場合も多くあります…。どちらかと言うと、僕もそちら側の人間なのですが今回は、がっつり3本飲み比べしていきます。

2019年のボジョレー・ヌーヴォーの仕上がりって?


2019年のボジョレー・ヌーヴォーの出来はどうなのでしょうか?毎年、話題になるけど、正直よく分からないボジョレーヌーヴォーのキャッチコピーを調べてみると、

今年は
有望だが、生産者のテクニックが重要な年』とのこと。

相変わらずよく分かりませんが、
詳しく調べてみると、今年のボジョレー地方は、悪天候が続き一時大幅な生産減少が懸念されていたそう。しかし、8月ごろから天候が回復したことによって葡萄の熟成が進み、結果的に収穫時期は平年並みになったとのこと。

「よし、言いたいことは分かった。多分。」


ただ、能書きを並べても、よく分からないのでもう飲んでいきます。
本日のラインナップは、こちらの3本!!

1本いらぬ白もありますが…

1.(M.ラピエール)シャトー カンボン ボジョレー・ヌーヴォー

(M.ラピエール)シャトー カンボン ボジョレー・ヌーヴォー


それでは早速、テイスティングしていきます。まずは、自然派ワインのパイオニア マルセル・ラピエール氏亡き後、奥様のマリー氏と息子のマチュー氏が偉大な父の名前を継承し、製造し続ける1本。毎年変わらぬ高評価が父の切り拓いた道を見事に継承している証といえるでしょう。味わいは、グラスに注いだ瞬間から強く感じる果実味とその軽さ。ガメイが持つ特徴がよりはっきりと感じられます。

また、父 マルセル・ラピエールが築いた自然派ワインの遺産でしょうか。自然派ワインらしい渋みと酸味があるので喉を通した後、そのクセを楽しむことができました。今回飲み比べしたボジョレー・ヌーヴォーの中では一番ボジョレー・ヌーヴォーらしい味わいの1本でした。

2.シルヴェール・トリシャール ボジョレー・プリムール・セレネ

シルヴェール・トリシャール ボジョレー・プリムール・セレネ

続いてのワインも自然派です。「シルヴェール・トリシャール ボジョレー・プリムール・セレネ」。ワインショップのPOPには、「自然派ワインの最先端。破天荒ボジョレー・ヌーヴォー」の文字。その強烈な言葉に惹かれて思わず購入しました。生産者のシルヴェール・トリシャールは、2012年よりボージョレ、ブラッセ村にてワイン造りを始めた新参者。その味わいは、先ほどの王道自然派ワインとはまた違い、少し酸味が強くよりシャープな印象です。また、驚いたのが開栓後の味の変化。どんどん酸味の角が取れていき、まろやかになりかなり飲みやすくなりました。その変化量には、正直驚きました。

3.ボジョレー ヴァン ド プリムール グリーンラベル フィリップ パカレ

ボジョレー ヴァン ド プリムール グリーンラベル フィリップ パカレ

最後は、こちら。「ボジョレー ヴァン ド プリムール グリーンラベル フィリップ パカレ」。毎年、大人気で即完売するフィリップ・パカレ氏のヌーヴォーです。その中でも、今回購入したグリーンラベルは「再生」を意味し、2011年の東日本大震災のチャリティブランドとなっています。印象は、これまでの2本とは全く異なり、ボジョレー・ヌーヴォーとは思えないほどの力強さを感じます。濃縮感がしっかりと感じられ余韻もたっぷりありました。味の特徴は、酸味と言うより甘味の方が印象強く、優しく甘く包んでくれるような味わいです。

個人的 No.1


さてさて、前回の「ダミアン・コクレ氏のボジョレー・ヌーヴォー」も含めて計4本、今年はいただきました。

同じ年、同じ地域、同じ品種を使って製造しているにも関わらず、これだけ色や香り、味が異なるのかと正直驚くと共に、ワインの奥深さにどっぷりハマってしまいました。
これまで僕は、どちらかと言うと、日本酒や焼酎などの和酒に行きがちでした。しかし、これからは、ワインにもどんどん手を出していこうと思います。

最後に、僕の個人的2019 No.1 ボジョレー・ヌーヴォーは…

「ボジョレー ヴァン ド プリムール グリーンラベル フィリップ パカレ」です!

本当に好みの領域ですが、やはりボジョレー・ヌーヴォーにも関わらずこの「力強さ」と「味の深さ」、そして「余韻の長さ」。たまらなく好きな1本でした。非常に美味しかった!他の銘柄も非常に美味しかったのですが、相対的に見ると、この1本ぐらいの重みが好きな領域なのかもしれません。全盛期ほど盛り上がらなくなったボジョレー・ヌーヴォーですが、また来年が楽しみです。

それでは。

ドリンクの選定およびレビューは、筆者の個人的感覚に基づきます。
感想には個人差がありますので、悪しからず、ご了承ください。

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