【新酒】【初しぼり】【しぼりたて】どう違う?3分で分かる用語辞典

お酒に関わる豆知識を提供していくこのシリーズ。第5回目は、秋から冬にかけてよく聞く『新酒』『搾りたて』『初しぼり』の違いについてです。それぞれどう違うのでしょうか?

用語辞典 新酒 搾りたて 初しぼり


早速、話をしていきましょう。まずは、「新酒」から。

新酒とは?

杉玉

新酒とは、現在の年度内に製造された日本酒のことを指します。つまり、現在(今日)が2020年だとすれば、2020年に作られた日本酒は、全て新酒です。


ただし、年度内と言っても日本で一般的な4月始まり3月終わりではなく、日本酒の場合は、7月1日始まり翌年6月末までの期間になります。(日本酒年度と呼ばれます。)
そのため、同じ2020年の日本酒だったとしても、2020年1月の新酒は、2020年7月1日からは『新酒』では無くなります。(前年度以前の日本酒は、『古酒』と呼ばれます。)

また、『新酒』という言葉の定義から言うと、新酒の期間は1年間あるわけですが、一般的に日本の日本酒は10月〜3月に製造され、秋口ごろから春先までに出荷される日本酒に、『新酒』という言葉つけられる場合が多いです。新米とニュアンスが近いかもしれません。

『新酒』の味わいは、フレッシュで若々しい味がするとよく表現されます。同じ新酒といえど、銘柄によって、また年によって味わいが異なりますので、これまた楽しみなポイントです。

搾りたてとは?

搾りたてイメージ

新酒がよく並ぶ時期に合わせて聞く言葉が『搾りたて』という言葉。
『搾りたて』とは、書いて字の如く、搾ってすぐのお酒のことです。

日本酒の「搾り」について簡単に説明します。
日本酒は、製造工程の中の後半、酒米など発酵したドロドロの液体 =醪(もろみ)を搾ることで、日本酒が完成します。(そのあとにも色々工程があるのですが、割愛します。)
この『上槽(搾り)』という工程が終わって何も手を加えずに出荷するお酒を「搾りたて」と呼びます。


また、もちろん『搾りたて』も新酒の分類に含まれます。

初しぼりとは?

初しぼりイメージ

最後は、「初しぼり」です。
「初しぼり」とは、搾りたての中でも、その年初めて日本酒を仕込んで、初めて搾った年1回のお酒のことをさします。お正月などの祝いの席などで楽しまれるケースが多いお酒です。

製造工程は全く異なりますが、ワインでいうマグナムボトルのようなもの。
どこか特別な気分になりますね。

まとめ

 簡単ではありますが、『新酒』『搾りたて』『初しぼり』の違いは以上です。いずれの言葉も秋口から年明けごろにかけて集中的に耳にする言葉です。言葉の意味は異なりますが、いずれも味わいとしてはフレッシュで若々しいものが多いです。さらに、『搾りたて』や『初しぼり』は、フルーティーな味わいも多いです。そのため、これらのお酒は、ぜひ「冷や」や「冷酒」といった温めない形式で、まずは楽しんでみてください。


あなたの日本酒選び、日本酒ライフがもっと楽しいものになることを祈って、「カンパイ!」
それでは。

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