皆さんは日本酒、お好きですか??お酒に関わる豆知識を提供していくこのシリーズ。第1回目となる今回のテーマは「日本酒度」です。日本酒の味の指標となる日本酒度を3分で簡単にまとめます。皆さまの日本酒選びの手助けになれば幸いです。

日本国内には、約10,000種以上の日本酒が存在
日本国内には、約1,400件以上の酒蔵(参考:国税庁 清酒製造業の概況/平成28年度調査分)が存在し、銘柄数は、出荷がなかったり、新商品や期間限定品が誕生したりする関係で変動しますが、約10,000以上と言われています。ちなみに、日本酒の酒蔵数トップの都道府県は新潟県、2位が長野県、3位が兵庫県。生産量は、トップが兵庫県(灘の酒蔵が有名)、2位が京都府(伏見の酒蔵が有名)、3位が新潟県(日本酒の原料であるお米所)です。
日本酒の主原料である「お米」と「お水」は、生産する産地や酒蔵によって様々です。その違いや特徴が日本酒の味に大きく関係しています。

日本酒の甘辛を数値化したものが「日本酒度」
果物の甘さを測る指標に「糖度」が存在するように、日本酒にも味の個性を測る指標があります。それが「日本酒度」です。
日本酒度とは?
日本酒の「甘口」「辛口」を判断するための目安指標です。一般的に、数値が高ければ高いほど「辛口」に低ければ低いほど「甘口」になります。
数値を表にまとめたものがこちらです。

ただし、日本酒度は、あくまで目安指標
ただ、日本酒度は、甘辛度を測るひとつの要素にすぎません。甘辛度を測る指標は、他にも存在しているため、実際の味を数値化から正確に判断するには「酸度」「アミノ酸度」「アルコール度数」などその他の指標共に、相対的に判断しないといけません。
酸度とは?
一般的に酸度が高ければキレのある引き締まった辛口に。低ければスッキリした甘い印象に。
アミノ酸度とは?
日本酒の中に含まれるアミノ酸の量を表した指標。旨みやコクにつながる指標で、アミノ酸度が高いと濃厚で芳醇、コク深い味わいになります。低いとスッキリした印象になります。
アルコール度数とは?
市場に出回っている日本酒の平均的なアルコール度数は、大体15〜16度のものが多いです。

購入時に使える味わいイメージマップ
日本酒度、酸度、アミノ酸度、アルコール度数は、日本酒のラベルやケース、酒造様のWEBサイトなどに掲載されている場合が多いです。詳しい方ならそのひとつひとつの指標を相対的に判断し、イメージを膨らませられると思いますが、実際はかなり知識と経験が必要です。そこで、今回はこの記事の締めくくりとして、日本酒の味わいイメージマップを制作しましたので、記載いたします。

運命の1本に出会えるか。
いきなり自分の好きな1本にたどり着くのは至難の技です。大事なことは、まずチャレンジしてみること。飲み比べをしてみると、違いがわかったり、自分の好みが分かったりします。とわいえ、自宅で購入して飲み比べるのはハードですので、外食の際に飲み比べてみてはいかがですか?
東京/大阪で日本酒が豊富なお店
最後に、日本酒のラインアップが豊富なお店をご紹介。
日本酒原価酒蔵
都内を中心にチェーン展開する日本酒メインの居酒屋です。店名の通り、日本酒は原価料金で飲むことができます。新橋、新宿、上野、渋谷などで楽しむことができます。

賑やかなお店ですので、お仕事の同僚様や親しい友人などと訪れてみてはいかがでしょうか。
日本酒センター ニューフクシマ
大阪にある日本酒飲み放題の居酒屋さん。常時、70種類近いの日本酒を楽しめます。さらに、特徴はフード持ち込みOKであること!自分の作った料理や買ってきたおつまみで思う存分日本酒が楽しめます。また、お店自慢のおでんもあり。

それでは。