令和と最年少と日本のお酒

先日、とある飲食店で食事をしていた時に、新潟県の日本酒「雅楽代」をいただいた。恥ずかしながら、この銘柄に聞き覚えはなく、目にするのも初めてだった。そこで、帰宅後リサーチしてみると、その1本には、国内最年少の蔵元が込めた熱き想いも詰まっていたのだった。

雅楽代 玉響 純米生原酒

2019年5月1日 令和初日。

2019年5月1日。令和時代を迎えた日本。全国で新天皇即位のニュースが流れる中、1本の日本酒銘柄が誕生した。その名は、「雅楽代(うたしろ)」。新潟県 佐渡にある小さな酒蔵から誕生したこの日本酒が、今注目を集めている。その理由は、24歳の若さで蔵元に就任した一人の男性にあったのだ。

天領盃酒造株式会社。

皆さんは、天領盃酒造と言う酒蔵をご存知だろうか。
新潟県 佐渡市に位置し、原料には佐渡最高峰の山 金北山から溢れ出る軟水と佐渡産の原料米を使う。地元に根付き丁寧な酒造りを行っている酒蔵だ。
代表銘柄は、「天領盃(てんりょうはい)」。その中でも純米酒は、全国燗酒コンテスト2014、2015、2017のプレミアム燗酒部門「金賞」を受賞した実績もある。
このような紹介を聞くと、順風満帆に聞こえる天領盃酒造だが、実は経営不振に陥っていた。

スポンサーリンク

新蔵元は、未経験の24歳。

そんな酒蔵のピンチを救ったのが、現在代表を務める 加登仙一さん(25歳)。
大学時代の留学先で日本文化の魅力に目覚め、帰国後、証券会社に務めていたが取引先の方からのきっかけにより、なんと社会人2年目にして酒蔵を個人で買収。代表取締役となったのだ。ただ、問題はそこから。

元々、経営不振にあった酒蔵を立て直すべく、資金調達に奔走。24歳という若さと取引実績の無さから交渉は難航した。しかし、加登さんの執念もありなんとか借り入れにこぎつけたのだ。

天領盃

新銘柄 雅楽代

そんな日本酒への熱い想いを持った国内最年少蔵元と共に働く蔵人の努力によって、2019年 新銘柄「雅楽代(うたしろ)」がデビューした。「雅楽代」という名前は、佐渡に伝わる言い伝えを流用。雅楽代可惜夜(あたらよ)が2019年5月に登場し、翌 6月に雅楽代 玉響(たまゆら)が登場している。
今回は、「雅楽代 玉響(たまゆら)を飲んだ感想を以下にまとめてみた。

雅楽代 玉響 純米生原酒

今回は、「雅楽代 玉響(たまゆら)」を冷酒でいただく。
口に含んだ瞬間、爽やかな香りが広がると共に、まろやかで柔らかい甘みが感じられる。そうでありながら、しっかりと濃醇な旨味も伝わってくる。また、冷酒でいただくことで、しっかりと夏らしさが感じられる一杯となっている。

「雅楽代」シリーズは、味への先入観なく飲んでいただきたいという酒蔵の想いから日本酒度などのスペックは、非公開となっている。

雅楽代 玉響 純米生原酒
雅楽代 玉響 純米生原酒
読みづらい場合、画像をピンチ(拡大)or強く押してください。
天領盃酒造について

公式サイト:https://tenryohai.co.jp/

まとめ

今回のテーマを通じて、感じたことは2つ。
ひとつめは、「雅楽代」の美味しさはさることながら、何より 24歳の若い決断力。
私も、もっと頑張らないと。

そして、もう一点。それは、全国に点在する日本酒との接点の少なさ。
改めてになるが、日本酒は、全国で15,000以上の銘柄が存在する。その1本1本には、語り尽くせぬ味へのこだわり、造り手の情熱、苦労が詰まっているのだ。

自宅で、外出先で、いつもの美味しい日本酒を楽しむのも良いだろう。

ただ、もっと、もっと、まだ見ぬ日本各地の日本酒とその裏にある作り手のドラマを追いかけていくのも
日本酒の楽しみのひとつであることは、間違いない。

スポンサーリンク

自宅にいながら全国の日本酒に毎月出会える「saketaku」

全国には約1.5万の日本酒が存在するのに、
日本酒マニアでも、その1%にすら出会えてません。
だから、プロ厳選の希少な日本酒が毎月、送料無料で、日本酒が自宅に届く
新サービス「saketaku」が始まっています。

comment

タイトルとURLをコピーしました